HP Prime

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 HP PrimeでCASを使っているところ
HP PrimeでCASを使っているところ

HP Primeヒューレット・パッカード(HP)社によるグラフ電卓である。2013年10月に発売された。

同社のフラッグシップモデル HP 50gHP 39gIIが、テキサス・インスツルメンツTI-Nspireシリーズに性能的に劣っていたためHP Primeが開発された[信頼性要検証]。HP50gやHP39gII などのSaturnプロセッサあるいはそのエミュレータを内蔵した機種との互換性はない。

本機はスマートフォンと似た機能(タッチスクリーン、アプリのインストール)を搭載している他、2つの表示モードであるホーム表示CASビューを持っている[1]。この2つの表示は素早く切替可能で、この素早さはCASモデルとCASなしモデルの両方を分けて販売している競合他社の電卓にはないものである。また、本機のPC用エミュレーターも存在する。

CASはフリーかつオープンソースの Xcas/Giac 1.1.2 エンジンを搭載している。このCASエンジンは、HP 49/50 シリーズに搭載されたCASシステムの主任開発者を務めたベルナルド・パリッセ(Bernard Parisse)によって開発された。

本機は1500mAhのバッテリーを搭載し、1度の充電で最長15時間稼働する。2016年現在、本機は縦18.23cm×幅8.58cmの世界で最も小型で薄いCAS電卓であり、厚みは1.39cmである。

  1. ^ http://h10032.www1.hp.com/ctg/Manual/c05333009

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